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インプラントとは、失われた歯を補う治療法の1つであり、世界中でこの治療を受けている方は50万人とも100万人とも言われています。
歯を補う治療法は、他に入れ歯やブリッジなどがありますが、それぞれ利点と欠点がはっきりとしており、万能な治療ではありません。
歯を失う |
特徴 |
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■入れ歯
審美性▲、機能性▲、周囲の歯の負担○
■ブリッジ
審美性○、機能性○、周囲の歯の負担× |
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インプラント |
特徴 |
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審美性◎、機能性◎、周囲の歯の負担なし
完全に固定した歯を入れる事によって、限りなく天然歯に近い状態となります。インプラントはチタンで出来ており、金属アレルギーの方でも安心して使用できます。 |
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インプラントを行う際には、いくつかの条件があり、それらをクリアーしておく必要があります。
その中の1つに、顎の骨の状態が挙げられます。
歯は歯茎に突き刺さっていると思われがちですが、そうではありません。歯は人間の顎の骨によって支えられています。
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左の絵のように、歯の根は歯根膜という歯周組織に覆われていて、骨により支えられています。
歯周病は、骨を溶かす病気です。
歯周病などで骨を溶かされていれば、インプラントを埋入する事が出来ない場合があります。 |
ある程度の骨の破壊であれば、後述する再生療法を併用したインプラントを行う事で治療することは可能です。
骨の条件をクリアーし、身体に重大な疾患も特になければ、インプラントを行う事が可能です。
インプラントは取り外しの必要がなく、固定した歯を作れるので、噛み心地や使用感はご自分の歯と何ら変わりません。 |
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治療の流れ

検査 |
インプラント(人工歯根)治療を適切に行うためには、あごの骨の状態を詳しく調べることが重要です。
そこで、病院でCT検査をおこなうことによってあごの骨の断面画像を撮影し、歯科医院ではその画像を見ながら治療の計画を立て、より安全で、無理のない治療を受けることができる最新の方法を導入しています。
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コンピュータの画像は、CTを撮影した画像から作り出したあごの写真です。この画像ではどこでも見たい位置の骨の状態を見ることができ、当院ではこの画像を使って手術の前に計画を立てます。 |
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説明 |
計画を立てた後、患者様に術式や期間、費用詳細などの説明をいたします。説明は診療室ではなくカウンセリングルームでじっくりと行うので、不安な事があればなんなりとお尋ねください。
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埋入 |
埋入手術は、術式や本数によりますが、おおよそ40~60分程で終わります。特に入院などをする必要もないのでご安心ください。
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前歯など目立つ場所には仮歯を必ず装着するのでご安心ください。
歯がない期間ができて、日常生活に不自由するということはありません。 |
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術後検査 |
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インプラント埋入後、骨とインプラントがきちんと結合する期間が必ず必要です。この間は、インプラントに異常がないか1~2ヵ月おきにチェックいたします。
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完成 |
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骨とインプラントが結合し、固定されれば上部構造を取り付けて完成です。期間はここまでで約4~6ヵ月です。
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ご覧の通り、出来栄えはご自分の歯と比べて全く遜色ありません。
ブリッジのように歯を削る必要もなければ、入れ歯のように取り外す必要もありません。 |
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メンテナンス |
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インプラントが完成した後は、インプラントが今後長期に渡りお使い頂けるよう、メンテナンスにお越しください。
当院では、平均で3~6ヵ月ごとにお越し頂いております。
インプラントは虫歯にこそなりませんが、骨を溶かす歯周病にかかる可能性があるので、常にインプラントの周囲を清潔にして歯周病を防ぐ必要性がかなり高いでしょう。
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現在歯科医療は、凄い勢いで発達してきています。
ほんの10年前までは不可能とされてきた症例のインプラントであっても、再生医療の発達で可能になったケースが多くなりました。
インプラントを埋入する際に、骨の幅、高さ、密度が重要となり、これらが規定値に満たさない場合には骨を再生する骨造成を行います。
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骨補填材で、骨が足りない部分を補い、骨をが足りない部分を再生していきます。 |
骨が再生されれば、そこにインプラントを埋入します。
期間はインプラント+骨造成で約6~12ヵ月程度かかりますが、安定した治療を行えます。
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骨の状態にもよりますが、通常の骨造成は骨が治る期間2~6ヵ月+インプラントの治療期間4~6ヵ月かかるので、合計1年もの期間を要することがあります。
この治療期間を短縮する為に行うのが、抜歯と骨造成、インプラントを同時に行う抜歯即時インプラントです。
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抜歯直後は、左絵のように大きな穴があいています。骨の状態が悪くなければ、この時点ですぐにインプラント+骨造成を行います。 |
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インプラントを埋入と同時に骨補填材を入れ、メンブレンという人工膜で覆います。 |
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約6ヵ月後には、骨が再生されるのと同時にインプラントが固定されます。
通常の骨造成と比べて完成までの期間が約半分に短縮されます。 |
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