 |
 |
|
虫歯が深い場合に行う根の治療は、家で言えば土台を作る基礎工事にあたります。
この基礎工事が不十分であれば、いくら柱や壁、屋根に最高の材料をかけて手間と時間とお金を投入しても満足いく家を建てることはできません。
歯の根の治療は、それほど大切な治療なのです。 |
|
 |
左の絵の場合、虫歯がエナメル質や象牙質を突き破り、歯髄を感染させて歯の根の先に膿瘍を作っています。
この状態であれば、顔もパンパンに腫れてしまうかもしれません。早急な根幹治療が必要となります。 |
|
|
|
 |
 |
 |
 |
 |
根幹治療の準備 |
|
根幹の長さを
測定 |
|
腐敗した歯髄を
除去 |
|
|
|
|
|
 |
 |
 |
 |
神経のない歯はもろくなるので、この後は被せものをして歯を補強します。 |
|
支柱を作り
根幹を封鎖 |
|
仮充填をし
歯を封鎖 |
|
|
|
|
根の治療が不十分なまま被せものをしても、それば金であろうがセラミックであろうが、予後の良い治療とななりません。
歯の基礎工事をしっかりと行えるかがポイントとなるでしょう。
当院は、根幹治療にこだわった診療をおこなっております。
|
|
このページの先頭へ戻る
トップページへ戻る |
 |
 |
|
小さな内の虫歯であれば、歯をたくさん削ることなく治療することが可能となりますが、その際に重要なのが、虫歯の大きさを正確に診断する方法です。
当院では、より確実に虫歯の進行度合いを把握する為、ダイアグノデントという機器で虫歯の大きさを把握します。
 |
通常、虫歯の有無を調べる際には探針で歯の表面を若干傷つけながら調べますが、ダイアグノデントは、レーザー光の乱反射で調べ為、歯を一切傷つけません。 |
虫歯の大きさによって、治療法や修復措置は異なりますが、ダイアグノデント等で見つけたごく小さな虫歯であれば、フッ素を塗るなどの処置で削らずに治せる可能性があります。
しかし、自然治癒が難しい虫歯は、下記のような治療を行います。
|
歯の表面の硬い部分が虫歯になっています。この段階では痛みはありません。
白い樹脂を詰めるだけのごく簡単な処置で済み、虫歯の進行もまだゆっくりとしています。
定期健診を受けていないとこの時期に自分で虫歯に気がつくのは難しいかもしれません。
このレベルの治療であれば、治療が痛いといった事もほとんどありません。 |
|
|
虫歯が、硬いエナメル質を突き破り、象牙質に進入しています。象牙質は水分を多く含んでいるため虫歯の進行が早く、この段階に達すると痛みが発生します。
治療が怖くて歯が多少痛んでも我慢してしまう方もいらっしゃいますが、治療の痛みをごくごく最小限の抑える事も可能なので、おかしいと思ったら迷わず歯科を受診して下さい。 |
※写真はインレーと呼ばれる金属の素材を用いた修復方法。銀色のインレーの他に、ハイブリッドセラミックで出来た白いインレーや、極めて予後の良いゴールド系の素材もございます。 |
|
|
このページの先頭へ戻る
トップページへ戻る |
 |
 |
|
大きな虫歯では、状態によっては神経を取らないといけない場合があります。
放置していれば、虫歯菌はその歯のみならず、健康な隣の歯にまで感染を引き起こします。
「痛い」「違和感」などを覚えれば、我慢せずに歯医者を受診するようにしましょう。
|
虫歯がエナメル質、象牙質を突き破り、神経を冒している可能性があります。
治療は、ほとんどのケースで神経を取る事になり、その後は被せ物をする事になります。
しかし必ず神経を取るかと言えばそうでもなく、投薬によって神経の炎症が抑えられた場合は残せる場合もあるので、早めの受診を心がけてください。 |
※写真はクラウンと呼ばれる金属素材を用いた修復方法。銀色のクラウンの他に、白いセラミックを使用したクラウンや極めて予後の良いゴールド系の素材もございます。
|
|
このページの先頭へ戻る
トップページへ戻る |
 |
 |
|
治療は、麻酔に気を配ることで痛みをコントロールする事ができます。麻酔そのものの痛みをなくす事が出来れば、患者様が治療中「痛い」と感じることをほぼなくす事ができます。
|
■ |
当院での麻酔はこのようにして行います。 |
① |
表面麻酔 |
|
歯茎の表面に麻酔を塗ることで、患部に麻酔を効かせます。
ここでは、「塗る」だけなので、まず痛くありません。表面麻酔を行うことで、その後きちんと麻酔を効かせるために行う麻酔注射の針の痛みをなくします。
|
② |
電動麻酔 |
|
 |
電動麻酔で使用する麻酔針は、極めて細いタイプのものを使用します。針が細ければ身体への負担も大幅に軽減されます。表面麻酔と併用すれば、無痛治療も可能です。 |
電動麻酔の利点は、まだあります。
麻酔液の量を一定に、ゆっくりと注入することができます。麻酔を注入する際に、麻酔液の量が不均一だと、圧力がぐっとかかって、痛みを感じる事がありますが、電動麻酔であればこのような事はありません。
|
③ |
体温に近い温度の麻酔液 |
|
当院では、麻酔液の温度にも気を配っています。
麻酔液は、体温に近い温度であれば痛みを更に軽減することができます。冬場の寒い時期と夏場では、麻酔に痛さは異なるのですが、原因は冬場の気温低下になります。
そうした事がないよう、麻酔液の温度には得に気を配っております。
|
④ |
笑気麻酔 |
|
痛みについてどれだけコントロールをしても、治療前に患者様が感じる「歯科治療の恐怖」で、治療が困難になる場合もございます。
そうした際に用いるのが、「笑気麻酔(笑気吸入鎮静法)」です。
笑気麻酔は、甘い香りがして、鼻から吸引するだけなので特に身体に負担はかけません。専用の鼻マスクを用いて患者さんに鼻から吸引してもらいます。
 |
吸入後、5分以内に鎮静状態に到達します。 この時の状態は、お酒を軽く飲んだあとのような「ほろ酔い」気分になります。恐怖心はほぼ無くなっていると思います。 |
小さなお子様も、笑気麻酔で余裕のピースサインで治療開始! |
|
治療終了後は数分で帰宅することができ、特に以下の方には有効です。
- 歯科治療に不安感、恐怖心、不快感を持っている人
- 歯医者さんを嫌がるお子様
- 高齢者
- 歯科治療中の神経性ショック、脳貧血様発作、疼痛性ショックを有する人
- 心疾患、高血圧などの内科的慢性疾患を持ち、歯科治療のストレスを軽減する必要のある人
- 嘔吐反射の強い人
歯科治療が「怖い」「嫌い」「痛い」と思っている方は当院までご相談ください。お力になれると思います。
|